サクラマスに魅了され十数年経つ。
何でもかんでも格好からはいる自分は、サクラマス釣りを始めた頃からクニ〇ックスというプライヤーを使うものだと思い込んでいた。
いや、所持していないとダサいとまで思っていた。
長い事そう思い続け、現在に至るまで所有しているが近年、こう思うようになった。
「ビジュアルはいいけど、機能性はそれほど・・・」
まず、オープナーがないことが一番の欠点ではないだろうか?
なぜか、クニ〇ックスに拘ってしまうw(逆に、オープナー付きのクニ〇ックスがあれば???)
安価で機能性に優れるプライヤーは数多くあるのに。。。」
っと、頭ではわかってはいるけど、人間は非合理的な生物。
高価なタックル・ルアーを揃えれば釣果は爆上がりする!っと、するはずもないのに淡い期待を抱きポチったり。
こんな経験ありますよね?私はよくありますw
こんなことから、人間って何故か合理的な行動がとれないよなーなんて思い、なんとなく行動経済学の書籍を読んでいたら
「なるほど!!」
が、連発する面白い書籍と出会いました。
一通り読み終えた感想は、結局自分も含め多くの消費者は人間の行動経済学を学んだ企業から釣られているだけと改めて思い知らされました(:_;)(資本主義社会なので仕方ない?)
周辺にたくさんありますよね?敢えて大量生産せず、または生産せず希少性を高める。または、値段と機能に大きな差がるルアーとか。
希少性は最強の餌と言っても過言ではない?
すべては、人間の心理を逆手に取った、マーケティング。
我々は買っているではなく、
買わされている!
これに気づけただけでも買ってよかったと思えた本でした。
これらを踏まえた上で考えてみると、サクラマス釣りが上手い人って何かと迷いがない人が多いなーと思います。
タックルやルアーだけでなくポイント選定、アプローチ。
必ず自分なりの理論がありサクラマス釣りを心から楽しんでいるように思います。(自分なんて釣れないのは川のせい、天気のせい、タックル・ルアーのせいにしてしまいますからw)
時間とお金をコントロールできるプロという方たちより、平凡なサラリーマンアングラーの方が釣っていますからね。シーズン20本30本とかwww
逆を言えばメディアに出てくるプロと言われる方々は自社商品で魚ではなく、人間を釣るのが仕事ですから仕方ない部分も。(怒られるw)
少し脱線しましたが趣味に合致し共感・納得できる内容の書籍で、参考になり面白かったので紹介してみました。
1つだけ本の中から抜粋させていただくと
〝 埋没効果 〟
という心理が特に面白かったです。(コンコルド効果とも言う?)
端的に説明すると、
ある対象に時間やお金を投資し続けることが大きな損失につながると分かっていても、これまでの投資をやめられない心理。
上記の、ある対象を「サクラマス釣り」とすると、
早朝から5時間居座ったポイントだから中々離れられない心理に似ているなーと思いました。
何らかの要因により移動した方が効率的なのは分かっているけど、費やした時間と労力を惜しみ、ついつい居座ってしまうみたいな感じですかね?w(間違っていたらすいません(;’∀’))
これは、ほんの1例ですがまだまだたくさんの心理効果が分かりやすくまとめられています。釣りの事を考えながら読むのがおススメですwww