9月某日、仲間3人で御所山層雲峡コースにある「大沢小屋」へ向かいました。
我々は登山者ではなく、にわかアングラーなので釣りがメインです。
釣ったイワナを囲炉裏で焼き、どうしても五右衛門風呂に入りたかった!こんな経験まずできませんからね♪
片道およそ7km。ズブのド素人には長く険しい道のりですが、ザックに「酒」を沢山ほうり込んで、いざ出発!!
出発し間もなく現れる絶景ポイント。
岩塊が登山道に堆積し歩きづらい。体勢を崩し崖へ転落などしないように細心の注意を。
落ちたらまず助からないでしょう。
第2連絡所より入渓し早速釣り開始するが、全くと言っていいほど反応がない・・・。
雨後の出水直後で、めちゃくちゃ期待していたのに・・・たま---っに、15cmぐらいのチビイワナのチェイスがあるぐらい。
それでもなんとか20センチほどの食べごろサイズを2匹キープ。
今年の夏は異常な厚さが続き、各河川カラッカラ状態。これが起因してか、反応が薄い薄い。
思い起こせば今年はいい釣りがまったくできてない( ;∀;)
来年度は前人未踏と言っては大袈裟かもしれないが、そんな楽園を探す旅に出掛けたいものだ。
と、そうこうしている間に「落合」の分岐点。左がクラビコース、右が層雲峡コース。
我々は層雲峡コースへ進む。
これまでの水色はメロンクリームソーダ色だったのに対して、層雲峡コースを流れる河床はサビサビ。真っ赤Σ(・□・;)
これは・・・と、嫌な予感が的中!!
どんな大場所でもイワナの気配が皆無。どうやらイワナが生息できる環境ではないようだ。
原因は「酸」なのかな?専門家ではないので分からないが調べてみると、そもそもこの「丹生川」の頭文字の「丹」には赤い色という意味があるとのこと。
よって、〝赤い色(丹)が生じる川〟で丹生川だそうだ。何故か腑に落ちた瞬間であったwww
ということで一同は、釣りをあきらめ景観を堪能しながら山小屋を目指すことに。
すると道中とんでもないものを発見!!
て、天然の舞茸‼キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
香りが凄い!!キレイ!と大はしゃぎwww
30後半のおっさん連中が山中で舞い上がる異様な光景www
山の恩恵に感謝し、ありがたく頂戴しました。
その後は、いわずもがなキノコ狩りに傾注。興奮冷めやらぬまま辺りを探すが、奇跡はそうそう起こるものではないwww
そうこうしていると、ついに目的の山小屋到着!!噂には聞いていたが、めちゃめちゃ傾いているΣ(・ω・ノ)ノ!
積雪の影響なのだろう。あと数年?いや、今年で崩壊してしまうのではないかと思う。
補強しなんとか残せないものか・・・なにかあれば積極的に協力していこうと思う。
室内には、お目当ての囲炉裏と五右衛門風呂。そしてご丁寧に薪や鍋、洗剤も揃っている。ホウキやスリッパも完備してありちょっとしたホテル感覚で、予想以上に綺麗だ。訪れるひとりひとりが大事に利用していることが伝わる。
さて、無事目的地に到着したことだし早速、五右衛門風呂の準備!
外にホースがあるので高低差を利用し沢から水を引く。そして薪をくべて火力アップ!!
本当に貴重な体験。
ひとっ風呂浴びたら乾いた体にビールをぶち込む!
「う、うめぇ-----!!」
囲炉裏に火を灯し、ささやかな宴会の始まり。
釣った2匹のイワナは塩焼。舞茸は網で焼き、シンプルに醤油または塩のみ。
さらに、地元名物の鳥モツ煮込み。
こんな豪華な食材に囲まれたら、酒の消費が激しくなるのは必須。
激しすぎていつの間にか寝落ち・・・まぁ~毎回そんなもんですが。
年齢ですかねー( ノД`)シクシク…
翌朝、来た時よりも少しキレイにするべく入念に掃除。できればもう一泊したいが本心であったが渋々小屋をあとにした。
帰りの道中もスケベ根性丸出しで舞茸探しながら下る。何度も言うがそんなに甘くない(´;ω;`)ウゥゥ
その後は、良くも悪くも何事もなく下山し各々家族のもとへ。これが何よりの手土産ってかwww
来年はいい釣りするぞー‼